番組審議会
第706回番組審議会
委員によるレポート提出(社側回答有り)
新型コロナウイルス感染拡大防止の為、臨時的措置として合評形式より変更
委員の氏名
委員総数 7名
出席委員 7名
レポート提出委員の氏名 委員長 海老塚和秀
副委員長 清原 泰治
委 員 森沢 孝道
渡部 淳
布 多恵
亥角 理絵
天野 弘幹
社側回答
報道制作局ラジオ制作部長 苅田 将彦
議題
*高知放送ラジオ制作
「中四国ライブネット 酒乃圀・土佐の真実」
放送日時 2月6日(日)18:00~20:00
議事の概要(提出レポートを要約)
*高知らしさを発信した番組。日本酒に関するゲストの細かいデータ分析が、ありきたりの内容に偏りがちな番組に深みを与えていた。ただ、日本酒の海外展開など今起きている事、これから起きるであろう事にも目を向けて欲しかった。
*中四国8局で放送しているので、ランキングをするなら高知だけでなく他県の情報も入れる配慮があれば。構成も明確、出演者の歯切れも良く十分に土佐の酒文化を伝えていたが、なぜ高知は酒国となったのか、独自の酒文化を生んだ高知県人の県民性がどのようにして生まれたのかまで掘り下げていれば、さらに奥行きのある番組になったのではないか。
*土佐の宴会に同席しているかのような雰囲気を良くも悪くも感じさせる構成。全体的に楽しく聴けたが、「高知の魅力」をどのように捉えているのか、どのようなリスナーを対象としているのか、飲酒増加による依存症、家庭内DVの増加をどのように踏まえて制作しているのかなど、課題を感じる点もあった。
*進行役、ゲスト選びも的確で高知県民ですら知らないお酒に関する知識も知り得た。選曲も良く、制作側の高知への思いが伝わってくるようだった。
*「土佐人の酒好き」という主観で語られがちな話題がデータと歴史に紐づけられて奥深い物になっていた。特に酒飲み文化についての専門家の話は興味深かった。歴史から見るお酒文化の話はもっともっと聞きたいと思う。
*「酒の国土佐」について誇張された世界が展開されるのを、ゲストの豊富なデータと冷静な分析が引き締めていた。「お座敷遊び」のくだりは説明が不十分でもどかしさを感じた。内輪の話になりがちで、視聴者が置いて行かれがちという印象を受けた。高知県以外のリスナーには呆れられるほどの「土佐の真実」が公開されてしまったという感もある。
*ゲストのデータに基づいた話が番組の品格を高めていた。宴会遊びは聞いただけでは分からないので、ライブで映像的にフォローしてもよかったのでは。観光情報は番組の流れ的に必要だったのか。「土佐の真実」と言うのは「呑みもって」放送したことだったのかもしれない。
次回番組審議会予定
※ 3月番組審議会
日 時:令和4年3月16日(水) 15:00~
場 所:高知放送本社 51号室
議 題:高知放送テレビ制作
「第6波を乗り越えろ ~コロナ禍丸2年の現在地~」
放送日時 2月26日(土)
午後4時30分~5時00分
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