番組審議会

第737回番組審議会

開催日

12月20日(金)

開催場所

高知放送本社 8階てらすホール

委員の氏名

委員総数  7名
出席委員  4名 
出席委員の氏名 
委員長     
 遠山 仁
副委員長 
 渡部   淳
委員    
 亥角   理恵
 竹村 朋子
 
                             
社側出席
 代表取締役社長      山﨑 由幸
 常務取締役        越智 義久
   取締役          金子 勝
 取締役          高島 良一
 執行役員報道制作局長   植村 浩史
  
<事務局> 
 番組審議会事務局長   伊東  宏隆
 番組審議会事務局    河野  喜世

議題

テレビ番組「こうちeyeスペシャル 夢の舞台で~92年ぶりの金メダル~」
放送日 2024年11月23日(土) 16:00-17:00

議事の概要

・日々の鍛錬を積み、その厳しい戦いに臨んで、見事目標の金メダルにたどり着いた2人のアスリートを取り上げた番組で、やっぱりアスリートの言葉って力があるんですよね。見ている人の背中を押すような、ちょっと私も何かやってみようかなっていうふうに、元気をもらえる番組だったと思います。
・清岡選手が桜井選手と同じく3歳で、香南市のレスリング教室に高知市内からなぜ通うようになったんだろうと、レスリングを始めるきっかけがすごく気になりました。なぜ教室に入って一緒にやり始めたのかというところは、スポットを当てても良かったのかなと思いました。
・2人の言葉に重みがあると言いますか、印象深いものがあって、自己分析をきちんとして言葉にしていた。しかもそれが作られた言葉ではなくて、本当に素直に出てくる言葉だったので、番組全体が白々しくなく、しかも明るい雰囲気でありつつも一方で厳しさも伝え、バランスも大変良かった。マイナーな競技なので、ルールについてもう少しだけ説明があると、見るときにわかりやすかったという気がするのと、92年ぶりの金メダルということで、その92年前のことをもうちょっと触れてからという形が良かったのではと思いました。
・うまいこと作ったなと思ったのは、最後の方に出てきた2人の言葉。桜井選手は、教えてもらってきたことを伝えるっていう、自分のこれからの道について。幸太郎選手はロスでの連覇と、それからやっぱりレスリングをメジャーにしたいという。2人それぞれなんですけども、こういう選手なんだなっていうのが改めてわかりました。
・オープニングから番組内で何度も登場する櫻井選手の得意技ツーオンワンは、イラストや動画などでさらに丁寧な解説があると、レスリングに疎い人にも理解しやすいですし、今度テレビで試合があったら観てみようかなと思ってもらえるきっかけになる気がします。
・番組を支えるナレーションも全体的にゆったりとしたもので、とても聞きやすかったです。その上で、少しぜいたくを言うのであれば、もう少し前日譚を深く掘り下げてほしかった。オリンピックの結果は、もうすでに分かっていて、試合については、夏以降何度となく目にしているので、その結果に二人がどのような道のりで到達したのか、高知での日々はどのような意味があったのか、二人の物語はどのようなものであったのか、などにもう少し時間を割り振っても良かったように思いました。
・オリンピック選手がこの高知から2人も出たことがどれほどすばらしいものか、子供たちにも、また大人たちにも希望と夢が再度持てたと思う。二人は同じ夢を追い、それぞれの思いや経験をこの番組で垣間見ることができたように思う。さまざまな場面の映像をよく撮りためていたことが、この番組を作れたのだと思う。金メダル取得後の映像はもちろんだが、それまでの映像があったことで、ひとつの番組が出来て、かつ、視聴者に感動、希望、夢をつたえることが出来ていると思う。

次回番組審議会予定

※ 1月番組審議会
日  時:令和7年1月17日(金)15:00~ 
場  所:高知放送本社8Fてらすホール
議  題:高知放送テレビ番組
    「こうちeyeスペシャル こうちこの一年2024」
       令和6年12月28日(土) 12:00-14:00